各工法について
各工法の特徴
吹付ポーラスコンクリート⼯法(緑化型)
環境性
吹付けによる高強度ポーラスコンクリートが法面保護工と緑化工を両立します。
植生の繁茂した法面では、植物の根がポーラスコンクリートの空隙部に侵入することで互いが強固に結びつき、植生が長期的に維持されます。
施工性
使用する型枠は軽量でフレキシブルなため作業性が良く、法面の形状に合わせ柔軟に施工できます。
安全性
降雨時の法面への浸透性が優れています。
法面全体で、背面へ水を排水できます。
経済性
ポーラスコンクリートの空隙率により、植物の草丈の抑制を図り、草刈り等の維持管理費を削減することが期待できます。
用途
- 道路・河川・宅地造成に伴い造成された法面
- ダム・溜池の湛水斜面
- 各種施設に面する急傾斜地面
- 崩壊の恐れのある急傾斜地
吹付ポーラスコンクリート・フラット⼯法
ポイント
吹付けポーラスコンクリートフラット⼯法は、従来の吹付けポーラスコンクリート⼯法と同等の性能を持ちながら、吹付け表⾯の景観性に優れる⼯法です。具体的には下記の特徴があります。
型枠使⽤のメリット
ポーラスコンクリートの排水イメージ
工種別施工イメージ
吹付ポーラスコンクリート工法による法面保護工法は、法面の安定性・植生目標および植生の成立する時期を考慮して決定します。新しく開発された「フラット工法」では、吹付けコンクリートの表面仕上げの凹凸を抑え、表面の均一な仕上がりを実現します。